「読書」はお好きですか?
実は読書には、心を整えたり成長させてくれたりという効果があるといいます。
今回は、この読書の「セラピー」効果を分かりやすく教えてくれる本をご紹介します。
日本では資格制度はありませんが海外では国家資格や病院での処方がある場合もあり、「セラピー」という視点から読書をみていきます。
この本の特徴・印象
「読書セラピー」によってうつ病から回復された著者の実体験と、海外の視点なども含めて、効果や選本などをまとめられた一冊です。
- 【発売日】2021年4月23日
- 【出版社】ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 【単行本】224ページ
- 【著者】寺田真理子
- はじめに・・・読書セラピーへの招待状
- プロローグ・・・本が私を助けてくれた
- 読書セラピー(理論編)
- 読書セラピーって何?
- 読書セラピーはどんなふうに行われているの?
- 読書セラピーお国事情
- 読書セラピーでできること
- もっと読書セラピーを知りたいあなたへ
- 読書セラピー(実践編)
- 何を読もう?本の選び方
- どうやって読もう?本の読み方
- こんなときには、こんな本!おすすめ本ブックガイド
この本の感想
私はコロナ以降、外出してリアルに人と関わることができなくなった分、読書をする時間をとることに。
人との直接の関わりは減りましたが、読書をする時間を持つことで心がとても落ち着いた静かな毎日を過ごせました。
それまで読書の習慣はありませんでしたが、数秘術や占い・スピリチュアル系などを含む興味の持てる本から少しずつ読み・・・2024年3月現在で660冊以上を読破しております。
私の場合は、読書で得た知識が実際の仕事(数秘術の表現力)につながっているように思えます。
今回の本で「読書セラピー」という言葉を知り、Instagramで本の紹介をすることを継続していくことを決めました。
「読書セラピー」の効果としては以下のようなものがあるそうです。
心と体がラクになる読書セラピーより抜粋
- 問題解決の援助
- 心理的な支援
- 行動を変える
- 苦痛を減らす
- ストレスの軽減
- 死亡率の低下
- 読解力、語彙力、発信力、集中力アップ!など
「読書セラピー」は、英語では「ビブリオセラピー」と言うそうです。
書物による病気の治療法という意味で、医学の分野で患者に治療過程で読書をさせることがあるようです。
アメリカのイェール大学の研究チームの調査では、読書をする人はしない人に比べて2年も長生きすることが分かりました。さらに、2009年にイギリスのサセックス大学の調査では、様々なリラックスできる方法の中で最も効果的なものが読書だという結果が出るなど、海外の研究で読書の効果が認められています。
本書では治療レベルではなく、読書で心や体が元気になることを知ってもらいたいということで、「読書セラピー」として表現されています。
「読書セラピー」のやり方は一つではなく、本もマンガや実用書などでもOKです。
私が興味を持って読みまくってるジャンルの本でもOKということで安心しました。
本書の終わりには、オススメの書籍もたくさん紹介されているので、気になる本がない時は本書のオススメを読んでみても良いかもしれません。
今の自分に合ったものを選ぶことが大切です。
ただし、残酷な描写があるようなものは避けた方が良いそうです。
読書にセラピー効果があるということで、共感性の低いカウンセラーよりも「本」の方が9ヶ月後のクライアントの症状や経過が良好ということで驚きました。もちろん共感性の高いカウンセラーの方が効果が一番高いです。
「読書セラピー」にはメンタル改善という面で効果があるだけでなく、能力開発や自己啓発という観点からも効果があります。
読書セラピーによってできることは、大きく分けて4つあります。
①対応能力の改善
心と体がラクになる読書セラピーより抜粋
②自己理解の向上
③対人関係の明確化
④現実認識の深化
読書によって得られる精神的、想像的な刺激が、変化を促します。
集中しなければならないので、集中力を高める訓練にもなります。
この効果は、読書4年目の私もどこか実感できています。
数秘のセッションに本の紹介サービスをご要望いただいたのも、私の読書の成果だと思います。
ご希望の方のみ、セッション後にご相談内容に関するオススメ本をお伝えしています。
・・・とは言っても。
最初から最後まで全部完璧に読まないといけないというワケではありません。
「読者の権利10ヵ条」
心と体がラクになる読書セラピーより抜粋
- 読まない
- 飛ばし読みする
- 最後まで読まない
- 読み返す
- 手当たり次第に何でも読む
- ボヴァリズム(小説に書いてあることに染まりやすい病気)
- どこで読んでもいい
- あちこち拾い読みする
- 声を出して読む
- 黙っている
自由さ、制限のなさにホッとします。
好きなときに好きに読んでよくて、文字を読むことが辛い場合はオーディオブックや絵本でも良いようです。
イラストや本の装丁にも、癒されることもあります。
本を読むことで自分と向き合っていたり、登場人物に感情移入して一緒に成長していったりします。
子どもから大人まで、読書の中で何度目かの人生をスタートさせることができる不思議。
読書後の爽快感や感動は、何歳になっても得られる。見たことのない景色を見ることができる体験なのです。
私が読書を始めて、いつの間にかに本棚が3つになっていました。
積読本も増え、さらに読みたい本も増え・・・、終わることのない旅となっております。
今後もいろんな本を紹介していきたいと思います。
もし、気になる本をありましたら、ぜひ手元にお迎えいただき本の世界を楽しんでいただけますと嬉しいす。
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