「HSP」をご存知ですか?
Highly Sensitive Personの頭文字ですが、「繊細・感受性豊か」という気質を持った人のことを意味します。
最近では、「繊細さん」という表現も聞きますね。
随分と身近に聞くようになった言葉ですが、「HSP」のことを丁寧に解説した本が今日の1冊。
「HSP」の人がパートナーやご家族、身近にいらっしゃる方も、「HSP」の人のことを理解する意味でご覧いただけるといいなと思っています。
著者自身がHSPなので、本書の内容もやわらかく、とても読みやすい本です。
この本の特徴・印象
アメリカの心理学者エイレン・N・アーロン博士が提唱した気質です。
1996年にアーロン博士がHSP関連の本を出版され、「HSP」に関してはまだ30年弱の分野となります。
本書は、文字も大きめで詰まっていないので、目にもやさしい今回の本。
内容もわかりやすく丁寧に解説されているので、「HSP」を知らない人がはじめて読むのにオススメしたいです。
- 【発売日】2019年4月30日
- 【出版社】clover出版
- 【単行本】288ページ
- HSPってなぁに?
- HSP気質との向き合い方
- HSPと日々の生活のヒント
- HSPと人間関係
- 自分を好きになり、大切にする方法
- HSPと恋愛・結婚
- 子育てとの関わり方
この本の感想
「HSP」は、5人に1人いると言われています。
「HSP」は病気ではありません。
「気質」であり、個性の一部なのです。
「HSP」の気質を簡単に表現すると・・・。
- いろんなことに気付きやすい
- 些細な仕草、言動から相手の意図を読み取ることができる
- いろいろなものに深く感動できる
- 周りからは気にしすぎ、考えすぎと言われる
- 騒音が苦手
- 団体行動な苦手
・・・といった特徴があります。(人によって違いはある)
本書に、「HSPチェックリスト」があります。
21の質問に、はい・いいえで答えます。
このうち12個以上「はい」があると、HSP。
ただし、個数が少なくても、度合いが極端に強い場合は、「HSP」と判定されます。
私の場合、20~30代はすべてに「はい」でしたが、40代で数秘術に出会い緩和されました。
「HSP」という気質だと気が付くまでの私は、職場などの人間関係が少しキツく感じていました。
自分がただただ神経質で気にしすぎなのかな?と思いましたが、近年は「HSP」などの情報が出て、これが個性なのだと認めることができるようになったのは、とても楽になりました。
対策として感じていたものを、今回の本で再確認するようなカタチになりました。
HSPにもいろんなタイプの人がいます。
「気質」+「性格」=「その人」
なので、「HSP」の気質で内向的・社交的、「HSS」とミックスもあります。
これは先天的なものから、生まれた環境による後天的な要素もあるようです。
個性に違いがあるので、人によって項目の当てはまる・はまらないは当然あります。
内向的・外交的などの違いがあったとしても、繊細・敏感過ぎることにより疲れやすかったり、自分を責めたりしがち。
本書では…。
- この気質の基礎知識や特徴
- 気質との向き合い方
- 気質を通して起こりうる問題への対処法
- 自分との向き合い方 など
が書かれていて、「HSP」というものを知り、自分の個性を認めることができます。
また、本書の中で「リフレーミング」という言葉が出てきます。
「捉え治し」をする。
ある枠組み(フレーム)で捉えている物事を違う枠組みで見るということ。
これは、HSPでなくてもオススメしたい考え方です。
同じ物事の視点を変えることができると、案外悩み事ではなくなることもあります。
私の場合、数秘術を学び自然に身につけたものでしたが、「リフレーミング」がだけでも心がとても軽くなります。実際のセッションにも役立っています。
自分をいかに消耗せずに、ベストな状態でいられるか・・・。
自分責めではなく、視点を変える・捉え方を変えるだけで楽になるし、自分を認めやすくなります。
「HSP」という気質の自分を知ることで、自分の容量を知ることができます。
心の状態、身体の状態。これらを理解していると、限界に達する前に対処することができます。
繊細な自分のことをもっと知って、その個性をより活かせる方向へシフトされるように。
そんなきっかけになる1冊なのでした。
3年前にたまたまMAXシンドイ状態になり、「HSP」という気質に「エンパス」が加わっていることを知りました。
シンドいと思った理由は、イベントに出店しまくって私自身がパンパンになってしまって容量が限界になっていたことだったのですが・・・。
イベント会場で、長期で他者の感情を続けて受け取ってしまっていたから、自分に戻る時間がそれだけ必要になってしまったのでした。限界に達する前にセーブすることを学習した出来事でした。
個人的に、「HSP」や「エンパス」の情報も集め、今後も自分なりに活かし発信していければ・・・と思っています。
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