長年営業事務を経験後、Webに関わりながら「占い」を活用して活動をしています。
2017年から「数秘術」の講座やセッションをし、プロの占い師・講師も育成してきました。
「個人事業主」として2013年に開業をして活動をしている経験から、これから起業したい人のご相談に乗ることも多いです。
今回は、好きなことを仕事にするために、お客さまになってくださる方に「知ってもらうには?」というテーマとしてお伝えしたいと思います。
「情報発信・集客」の内容が入りますが、最初は「集客」の意識よりも、数を重ねることで自分のセッションを確立させる方が先です。
その後に「知ってもらう」ということで、とにかくいろんな人と関わり実績を積むことが大事になってきます。
主に「占い師」になりたい方向けで書いていますが、「好きなことをお仕事にしたい」方全般に言える内容もあります。
「あなた」を知ってもらうツールを準備する
これから活動をしたいと思ったとき。
お客さんになってくださる人に、あなたを知ってもらう必要があります。
そのためのツールを準備します。
対面のお客さま用の準備
まずは、対面でお渡しできる「名刺」や「フライヤー、リーフレット」があると良いでしょう。
どちらかでも良いし、両方あっても良いです。
お友達や知り合い、実際にお会いできる人から渡してみます。
場合によっては、お店などにも置かせてもらえる場合もありますし、イベントなどに出店するときにも役に立ちます。
実際にお渡しできると、すぐにお仕事に繋がる可能性もあります。
お渡しした人でなくても、誰かを紹介をしてもらえる場合もありますので、リアルでの繋がりは最初のうちはとても心強いものです。(ブログやホームページより、早い段階で効果が出やすいです。)
名刺やフライヤー、リーフレットに載せると良い情報
実際にお渡しした人が誰かを紹介することも考えて、あなたを知らない人が見てもあなたが何をする人なのかがわかる情報を掲載しましょう。
名刺の場合は、紙が小さいので載せる情報に限りがありますので、あなたの情報が詳しく見ることができるもののURLやQRコードがあると便利です。
また、お客さまによってはメールが届かない方や、メールアドレスがわからない方が一定数いますので、LINE公式アカウントを準備していると確実に連絡が取りやすいです。LINEをしている人が圧倒的に多いので、すぐの予約に対応できます。
- あなたのお名前
- 連絡先(予約受付方法)
- LINEやブログ・ホームページ、SNSのQRコード
- 何ができるのかがわかる情報(提供できる占術など)
- (できれば)あなたのイメージがわかる写真
オンライン(ネット検索など)のお客さま用の準備
ブログやホームページ、SNSなどを準備すると、ネット検索や実際にお会いした人が興味を持って閲覧してくれるようになります。
しかし、これは作ってすぐに効果が出るものではありませんので、少しずつ育てるつもりで積み重ねていきます。
すぐに完璧を求めず、少しずつ加えていく位で良いです。時間はかかりますが、ある程度じっくり育てるとじわりじわりと効果が出てきます。
- あなたがどんな人なのかがわかる情報(お名前、あなたをイメージできる情報)
- どんな想いを持って活動をしているのか
- どんなことができるのか(セッション内容など)
- どんなタイプの方に喜んでもらえるのか
- 料金や時間、予約受付方法など
- 連絡先・予約受付先(LINE公式アカウントでOK)
よくあるのが、ブログを日記にしてしまっている人です。
お客さまになってくれる人が知りたいのは、あなたの私生活よりも・・・まずは「自分の悩みの解決ができるか」です。
将来のお客さまが、「興味を持ってくれるような内容」を掲載していきます。
売り込みという風には捉えず、必要なお客さまのために「知っておくと役に立つ」ような情報をアップするという意識が大事です。
また、パソコンやネットに抵抗感があってストップしちゃう人もいます。
毎日は更新しなくていいのですが、できそうなところからアップすることです。
慣れると意外とできるようになりますし、誰かの反応が見えて来るとモチベーションアップします。
ブログやホームページの内容は、定期的に見直しして修正を重ねると良いです。
少しずつあなたが成長しそれによって内容が変化するので、最初からハードルを上げる必要はありません。
ネット上であなたの情報を発信するために知っておくと良いことや、技術的なご相談などを「情報発信のお手伝い」でオンラインレッスンをしています。(Zoomによるマンツーマンレッスンです)
WordPressの操作などの指導やサポートもしています。
経験を積む
実際にお会いした人にお渡しできるツールや、ネット上であなたを探せるツールを準備したら、次は実際にセッションの回数を重ねて経験を積みましょう。
友達や知り合いの方でも、あなたのセッションに興味ある人に声をかけてみたり、イベントに出店したりしてどんどん行動を起こしてみましょう。
最初は自信がないと思いますが、経験を積むことでしか自信をつける方法はないと思います。
どんどん実際にやってみてある程度の人数をこなすと、自分なりのやり方が見えてきます。
逆に早い段階で経験を積んでいないと勢いがつきませんし、その後の成長が遅くなります。
私の場合は、有り難いことにいろんなイベントに呼んでいただき、最初の1年は自力集客をほぼせず100人のセッションをすることができました。(2年目以降は、このサイトからご予約が増えました)
SNSなどを利用して、どんどん発信することもこの期間はとても大事です。
地道にコツコツと小さなものを積み重ねる時期となります。
イベントの告知だけでなく、イベントの様子や集まってくださったお客さまへの感謝も忘れずに。
くれぐれもイベントのグチをアップしないように気をつけましょう。見ている人が不快になり、お声が掛からなくなることもあります。
「お試し」セッションをしてみる
まず最初は、「お試し」でセッションの経験を積みます。
この場合は本来の欲しい金額よりも料金を安くして、身近なところでセッションを開始します。
- あくまでスタートをするための一時的なセッションとしますので、人数か期間を限定すること
- 「お試し」の人数・期間が過ぎたら、本セッションに移行する(徐々に段階を経てバージョンアップでも良い)
- 「お試し」なので、お客さまからご感想をいただき、アップデートしていく
イベントに出店してみる
イベントには、様々な規模やパターンがあります。
実際に会場に出向いてみて、会場の雰囲気や立地条件、どんなお客さまや出店者がいるのかを下見しておくと良いでしょう。
イベントに出店する前に
イベントの主催者のことを知っておくことも重要です。
出店をするかどうか決めるときには、以下のことを確認しておくと良いです。
- 主催者がどんな人・団体なのか
- 会場はどこなのか(立地条件)、駐車場など
- イベントの趣旨・ターゲット層
- 出店料、または報酬などの有無や金額、支払い方法
- イベントの時間帯
- 備品の有無(テーブルや椅子、荷物を置くスペース、看板など)
- イベントの条件・告知方法、予約の有無
- イベント日程(曜日も集客に影響しますし、他のイベントと重なってしまうと大変です)
- 他の出店者のセッション内容や価格帯など
他にもまだあるかもしれませんが、私の場合はほぼこんな感じで大丈夫でした。
イベントの規模や会場の立地、主催者や日程によって、お客さまの集まり具合がまるで違います!
せっかくイベントに出たのに、お客さまがほとんど居ないイベント会場もあります。
その場合、出店料の支払いはあるのに売り上げナシという悲惨なパターンになってしまいます。。。
他の出店者さんがどんな人でどんなセッションをしているのかも、事前にできればリサーチしておきましょう。
セッション内容が被ったり、隣のブースの方によっては当日のコンディションに影響する可能性もあるからです。
そのため、事前にしっかりイベント情報を知っておく必要があるし、自分でもイベントの案内告知をしっかりしておくことが必要です。
イベント当日になって
イベントに出店するときは、意外と当日の荷物が多いです。
セッション内容によっては、セッション道具だけで旅行鞄いっぱいになっている方もいらっしゃいます。
私の場合は数秘術鑑定でしたので、電卓とお客さまに説明をするためのシートや用紙が唯一のセッション道具でした。
- セッション道具(必須)
- 名刺やフライヤー、リーフレットなど
- テーブルクロス
- セッション内容がわかるメニュー表や案内(紙に印刷したものを壁に貼ったり、立て看板を設置したりします)
- 筆記用具、アンケート用紙、予約受付表など
- お釣り銭
- 時計(スマホのタイマーでも可)
- テーブルの上に飾るもの(セッションにもよりますが、見た目の印象をアップさせます)
- 場合によっては、折り畳み椅子やテーブル
- 飲み物や簡単に食べられるもの(昼食など食べに行けない場合は特に)
会場の状態にもよりますが、テーブルの大きさに余裕があれば、自分のセッションイメージに合う装飾をします。
私の場合は、事前にアーティフィシャルフラワーで花束などを作って飾っていました。
服装やメイクの演出もあるでしょう。
自分のセッションのイメージに合う、印象が良いものを選びます。
もちろん、当日の体調が一番大事。
適度に自分を整えて、良い状態でセッションができるような工夫もします。
(自分がリラックスできたり、リセットできるような物を準備しておくと良いです)
自主ミニイベントやコラボ企画を立ててみる
ある程度、体験を重ねてセッションが自然にできるようになった頃、誰かとコラボでイベントを開催したり、自主イベントの企画を立てたりしてみるのもアリです。
いつも同じ所で同じパターンだとマンネリになりますので、敢えて違うパターンに挑戦するのも面白いし、勉強になります。
オンラインでの開催を体験するのも良いですね。
何人か興味のありそうな方にお声をかけてみて、参加者が集まりそうな日程で開催すると失敗が少なくて済みます。
その場合は、一緒にコラボする相手とはしっかり事前打ち合わせをしておくことが大事だと思います。
- お互いのイベントの目的とゴール(どんな風になるのがベストなのか)
- 会場・日程
- どんな方をお呼びするのか(案内方法、予約受付方法)
- お互いのセッション金額、集金方法
- 準備はどのようにするのか(予算・経費精算方法、備品や機材なども細かく決める)
コラボをしたり一緒にイベントをする仲間とは、しっかりコミュニケーションを取っていないと、後でトラブルになる場合もあるようです。しっかり事前に打ち合わせをしておくことをオススメします。
自分より経験や実績のある相手だと、とても勉強になり成長をさせていただけます。
相手の方を尊敬し、参加した全ての人が気持ちよく過ごせるような配慮が必要ですね。
経験を活かす
自分のブログやホームページが育つまでの間、実際に行動を起こしてリアルに関われる人にたくさんお会いします。
その経験を少しずつ、ブログやホームページに反映していきます。
私もいろんなイベントに出店しました。
途中からは、自分でもイベントやセミナー、お茶会、読書会を開催するようになりました。
コロナ以降は、オンラインでも小さいながらも実施しています。
ここまで経験すると、少しの人数でもファンになってくれる人ができたり、いろんなタイプの人の中から自分に集まってきやすいタイプの人が分かったり、自分のセッションのカラーのようなものも見えてきます。
これらをブログやホームページ、SNSに反映していきます。
お客さまのアンケートなども掲載許可をいただき、少しずつ公開していくことも、「信頼」や新しいお客さまの「安心」に繋がります。
次回は、セッションや講座の料金設定など「お金」と「時間」について書いてみたいと思います。
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