さまざまな職種を経た後に、2017年から数秘術鑑定士・講師として、活動をしています。
この経験をもとに、これまでプロの占い師・講師を育成する中で、毎回バージョンアップさせながら伝えてきた内容を少しずつ数回に分けて記事にしていきたいと思います。
今回の内容は、「占い」に興味があり、これからお仕事にしていきたいと思っている方に向けて書いていきます。
「占い師」になるには・・・
「占い師」になる!
・・・とは言っても、特に資格も何も必要はありません。(誰かのメソッドを使わない限り・・・)
自分で名乗った瞬間から、「占い師」という肩書きになるのです。
そのため、同じ占術を活用したとしても、人によって占い方も対応の仕方もセッションの結果も違います。
当然、スキルの差もあれば、金額の差も、お客さまの満足度にも違いがあるのです。
「占い」をお仕事にしたい場合、まずはとにかく経験を積むこと。
どんなカタチでもずっと継続して、自分自身が常に学び成長していくことをしていければ、誰でも「占い師」になれます。
「占い」に絶対はありませんし、お客さまの人生を背負う必要もありません。
相談者がより良い未来に歩めるように、お話を聞いたり、促したりするだけでOKです。
逆に言うと、依存・コントロールしたり、脅したり、ネガティブな未来を予言するのは、すべきではないと思います。
「占い師」に必要なスキル・あると望ましいスキル
「占い師」は、大抵の場合は「個人事業主」になることが多いと思います。
もしお勤めをしている場合は、いきなり退職して「占い師」になるよりも、段階を踏んで準備していった方が良いでしょう。
占いで生計を立てたいと思うなら、準備を整えつつ経験を積んでいきながら、徐々に自分が必要な金額の収入が得られるようにしていきます。
必要なスキル・あると望ましいスキルの一覧
- 人に提供できるレベルの占術(複数あると、ご相談の内容によって使い分けできる)
- 自分や空間を整え、安定させること(浄化やリセットする手段など)
- ブログやホームページ、SNSなどでの発信(発信する内容、場所によって違いあり)
- 健康や、お金や時間の管理
- 向上心(常に学ぶ姿勢)
- 人生経験
- お客さまのお話を深く聞き、引き出すテクニック、コミュニケーションをとるテクニック (心理学・カウンセリング、コーチング、ヒーリング等も場合により活用)
より質の高いセッション・講座などを提供するために、自分と空間を整えベストな状態にし、お客さまに自分を知ってもらい、心地良いものを提供することができるようになるために、上記が必要だと書いてみました。
上記の全てをいきなり完全にできるというのは、なかなかなできないと思います。
私もずっと学びの途中です。少しずつ成長してできるようになっていくには、かなりの年月がかかる可能性があります。
では、年齢が高いと厳しいか・・・というと逆です。
人生経験が豊富な方が、お客さまのご相談内容に対して理解を示すことができ、知識の引き出しを持っていることがあります。
いろいろと苦労したり悩んだことが、ここで活きるので有利です!
また、「お仕事」として活動をするのなら、「占い」以外のこともすることがたくさんあるのです。
「占い師」のお仕事の構成
「必要なスキル・あると望ましいスキルの一覧」の内容で小難しくなったので、簡単に分類します!
「占い師」のお仕事を大きく分けると、以下の4つの部門で構成されていると思います。
ちょっと会社的な表現になっていますが・・・。
- 占いのスキル向上の「研究活動」
- お客さまに認知してもらい、申し込みに繋げる「広報・営業」
- お客さまのご予約などの対応・管理をする「マネージメント・事務」
- 売り上げや経費などをお金の動きを把握、今後の展開を考える「経理・経営」
「占い師」って、ほとんどの場合は「個人事業主」で「ひとり社長」。
ひとり何役もの顔があるわけです。
これまでの職歴や、自分の元々の得意分野などが多い程、ここで活かせますね!
じっくり取り組んだこと、長い期間継続したことなど、全てが繋がっていきます。
接客をしてきた人ならお客さまとのやり取りが自然と上手くできるでしょうし、事務や経理をされてきた人なら地道な作業がしっかりできることでしょう。経験したことは、何より強みだと言えます。
私の場合は、銀行での経験→営業事務の経験→Web制作の経験→好きな占いやマーケティングなどの研究が、今すべて活かせています。
「占い」以外のことを自分で何もかもする必要があるわけで、1人のお客さまのご予約に対しても複数の作業が発生するのです。
こう考えると、仕事量は多いです!ひとりブラック企業化する可能性もあります。
ある程度の人数を捌くようになると、かなり忙しいです!
自分のキャパの限界もわかるようになります。そうなると人の手を借りることを考えても良いでしょう。
「占い師」として活動をスタートさせるには?
「占い師」になるには、いろんなスキルが必要だと書いてきましたが・・・。
スタートは小さく始めて、少しずつ追加・改善しながら大きくしていくことになります。
まずスタートさせる方法は・・・。
- お客さまに提供できる「占術」を最低1つはマスターする
- 「占い」ができることを公表する!(リアル、ネットで)
- どんなことができるのか、どこで何をするのか、予約方法などがわかるものを作る(フライヤーやブログ・ホームページなど)
まずは、この3つです!
もし、実際にセッションができたなら、必ずご感想をいただきましょう。
あとで、このご感想を活用することができます。
次回は、「占い」をプロとして仕事にするには?【Step2. 占い師の働き方と活動場所】をお伝えいたします。
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