「数秘術」の初心者のうちは、数字単体の意味だけで読み解くことが多いと思います。
慣れてくると、数字を見ただけでどんな人なのか意味がピン！と感じるほどになります。
しかし行き過ぎると、その数字の意味の「枠」にハマり込んでしまうパターンの方を一定数お見かけします。
今回は「数秘術」をある程度学んだ人に向けて、「数字の罠」について書いてみたいと思います。
この現象を「数字色眼鏡」で見ると表現していきます。
この記事はネガティブな内容に触れてしまうので、ネガティブが受け入れられない方は受け入れられる段階になってから、ゆっくりお読みになった方がいいかもしれません。
あなたは「数秘術」を何のために活用していますか？
あなたが「数秘術」を活用したいと思うのは、なぜですか？
まずは、ここをご自身のハートに問いかけてみてください。
きっと、いろんな答えがあることでしょう。
人は幸せに生きていきたいものです。
それなら、その知識を幸せな方向へ使っていきたいですよね。
数字の意味を理解し慣れてくると、たまに「数字の罠」にハマる人がいます。
相手の理解の前に「数字色眼鏡」で見てしまい、覚えた数字の意味で相手を分類してジャッジしてしまうのです。
自分が幸せであり、周囲の人も幸せにする知識が・・・。
たま〜に、ちょっと違う方向性に行ってしまう人がいるようなのです。
「数字色眼鏡」とは？
「数字の色眼鏡」が存在すると思っています。
単純だからこそ、気をつけたい。
これは、数秘術だけでないのですが・・・少し数字の意味を覚えていくと自分の目線で判断する、「偏見」という「罠」に落とされる人がいます。
深く知らない相手のことを理解する前に、「数字だけでジャッジする」という現象です。
「この数字だから嫌い」「あの数字だから理解できない」「この数字だから変人」・・・という人が出てきます。
かつて、私は学生時代に「あなたは血液型がB型だから、友達になれない」とある人に言われたことがあります。
それは口実だったかもしれませんが、「血液型」を理由にされるのは何とも不快です。
だって、それは努力したり改善できるものではないからです。
遺伝的なこと身体的なことでジャッジすることは「差別」とも言えますよね。
・・・まぁ、そういう意味では友達というご縁のある人ではなかったと言えますが。
そういうことが「数秘術」でも起きているとしたら・・・どうだろう？？と思うのです。
単純に人を分類し、人を区別するのはどうなのかな？
そんなことのために「数秘術」を学んでいるのかな？
「数秘術」の数は、ポジティブもネガティブもあるハズです。
人間だもの。ポジティブもネガティブもあって当然・・・。
数字はもっとフラットで、それ自体にそんな感情はないはずです。
その数字をどう使うかはその人次第で、同じ数字でも違う人はたくさんいるはず。
目の前の人を理解しようという思いで見ないと、「数字色眼鏡」現象を起こしやすくなります。
相手のリアルな面に触れて、その人の数字の使い方をじっくり観察することです。
個性をみるとしたら、1つの数字に囚われず、複数の数字をみた方が良いです。
・・・というか、数字だけに囚われない方がいいです。
ただ、あなたが「受け入れられない人」というものは存在するかもしれません。
それは数字だけで解決できないあなたの内面の「何か」の問題です。
場合によっては、あなたの心の傷が相手に投影されているケースもあります。
繰り返し同じパターンがやって来ているなら、それはあなたにとって「学び」が必要なときかもしれません。
理解し難い、一緒にいるのがシンドイ・・・。
こういう場合は、数字の問題よりも距離感が大切。離れることも必要です。
「数秘術」は自分を見つめると・・・あなたの数字が、あなたを肯定してくれます。
同じように周囲の人にも区別なく肯定してくれる学問であり、ツールなのです。
自分や周囲の人に、ぜひやさしく「数秘術」の知恵を活かして欲しいと思うのです。
ジャッジではなく、あなたができることの可能性を見つけてください。
「数秘術」だけでなく、占術が何であってもこういうことはあると思います。
こういう話は、プロになる方々へ気をつけることとしてお伝えする内容なのだけれど・・・。
趣味で活用している人にも、知っていた方がいいのかなと思って記事を書きました。
便利なものほど、使い方を間違えると残念になってしまう。
そうではなく、同じ使うなら「愛」のあるやさしい世界になれる使い方がいいなと思うのです。
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