人生をゲームとして、最初からいいカードを持って生まれる人と、そうでない人といます。
しかし配られたカードで、そのままゴールしません。
この人生ゲームは、面白いように大逆転があって、わるいカードを持ってる人ほど、飛躍しやすい…。
自分の人生をより良く進めていくには、「運」という存在もうまく活用したいもの。
「運のしくみ」を本書で知ることができると、「運がいい人」になれるチャンスを掴めます。
この本の特徴・印象
行間の間隔が広めで平易な言葉。
わりとサラッと時間をかけずに読めます。
「運」の仕組みを、分かりやすく解説された1冊。
- 【発売日】2017年3月1日
- 【出版社】廣済堂出版
- 【単行本】239ページ
- 「運のしくみ」がわかった
- 運の土台をつくる
- 「運の階段」の上が方
- 「運の基準」は自分が決める
- 運を上げるレッスン
この本の感想
本書では、人生をゲームや山登りに例えて表現されています。
この人生のゲームや山登りで、いかにより良い(運の良い)ものにするには?
それは、やはりその人の「思考や行動」が大きく関係します。
例え生年月日が一緒でも、思考と行動によって運が決まるので、自分で動かさないと人生はより良くなる訳がない。
人生を山登りに例えて。
運は山と谷でできているとする。山の頂上の一段上にまた山がある。
これが「心の階段」。
心の階段を上がっていけばいくほど、運が上がる。
「心の階段」すなわち、「運の階段」。
心が成長すると、一段上に上がれる。
この「心の階段」「運の階段」というものを自分なりに積み上げ、心の成長が「運」を良くしていくのだということを本書は教えてくれます。「運」が良いって、棚ぼたなものではないということなのですね。
人が最初から持っている「財産」があって、わくわくしながら使うと人生が上向きになる。
- 時間
- 活力・エネルギー
- 集中力
- 技術
- 想像力
これは皆、平等に持っていて、うまく使えているかどうかの差が出ます。
ここに「お金」とか「人脈」っていうものがないところが、平等に最初から配られた「財産」というカードなのだと気付かされるところです。
運が良くない、うまくいかない。
そんな風に感じるのなら、平等に与えられた5つの「財産」の使い方の見直しからやってみると良いかもしれません。
山があれば谷がある。
運がいい人たちは、わくわくを原動力に楽しく山を登ってきた人。
山を登りきる前に次に登る山を見つける。
「運の山脈」を登り続けるのです。
山頂で達成感に浸りホッとしちゃうと、また谷へ落ちちゃいます。
運がよくなるって、挑戦し続けることなのです。
しかし、山を登るには谷も必要。谷があったから、学べることもあります。
学びの嵐の谷。学んだら100%上昇します。
山登りのイラストがまたとてもわかりやすく本書には掲載されていて、山と谷の関係がイメージしやすいです。
本書の「谷」の表現も面白くて、スーパーマリオのキノコを思い出します。
日々の当たり前にある小さな幸運こそ、神様からのギフト。
わくわくしながら道を選んでいれば、結果的にどんな頂上でも素晴らしいものだったと気づく。
そして、運の基準は「自分」が決める。「他人の物差し」は、不要です。
そして、自分のためから、誰かのために生きる喜びを感じる階段に切り替わる時期がきます。
心が成長すると、心の物差しのメモリが細かくなります。
同じ経験をしていなくても、心の物差しのメモリが細いと相手を理解することがしやすくなります。
「心の階段」をたくさん登った人は、たくさんの人の心に寄り添い、元気づけることができる・・・。
人のご相談に応じるということは、この「心の階段」を登り続けることが必要なのだと本書を読んで思いました。
本書の「ある」と「ない」のフォーカスの解釈もなるほど!と膝を打ったのですが、ラストがとても響いたので引用します。
夜空を見上げたら星が見えますよね。
きらきらと輝いてとても美しいわけです。
見上げたらそこに無数の星があるように、見渡せばそこに、無数の人があなたの持っていないものを嬉しそうに持っているのです。わたしたちは見上げた星になれないように、輝いてみえる周囲の人にもなれません。
だから誰かを見て、ああなりたい、こうなりたいって思っても世界は変わらないし、星にも手が届かないのです。大事なことは何よりも内側を見つめることです。
自分をまず見つめてみるのです。
そして、自分の内側に輝いているものを見つけて、あなたもひとつの星だってことに気づいてあげるのです。
「和田塾 運をつくる授業 ~あなたもぜったい「運のいい人」になれる方法がわかった! 」より一部抜粋
本書にはまだまだ「なるほど!」なことがたくさん書かれています。
とても読みやすい本なので、より良い人生を歩んでいきたい人にはオススメしたい本です。
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